2005年度ダイビング長期コース(12月〜3月)が無事終了しましたので、長期コース
の舞台となったボラカイ島の様子、長期コース内容などご報告させていただきます。
ボラカイ島はフィリピン パナイ島の北東に位置する細長い小さな島です。この小さなボラカイ島
は現在ではフィリピン有数のリゾートの島になっています。バカンス好きの欧米人の間では、早くから
美しいビーチを持つ未開拓の素朴な島として密かな人気を誇っていましたが、ここ数年の間に開発が
進み、今ではすっかり賑やかなビーチリゾートになりました。島の西側に4キロにわたって伸びる世界一
のビーチだと呼ばれるホワイトサンドビーチ沿いにはリゾート、レストラン、バー、ディスコ、ダイビング
ショップなどが軒を連ね、最近ではフィリピン人、台湾人、韓国人などのアジアからの旅行者
も良く見かけるようになりました。
しかし開発されたとはいえ、近代的な町が島に出来たわけでもなく、ビーチの美しさは相変わらずで、
治安は良く、物価も安いので世界中のビーチリゾーターを引き付けています。
今年はロシアからのお客様が増えた事と、最新のショッピング街や多くの新しいレストランが出来た
事でより生活し易く、また楽しめるようになり、マニラからの国内線が増便された事でより便利になりました。
観覧車 | Dモール | コンビニ | デパート |
ボラカイ島は主だったダイビングポイントが島の周りにあり、ポイントまで最長でも20分で到着します。
ポイントはドロップオフ、レック、チャネル、ケープと多彩でダイビングスタイルもドリフト、ディープ、ナイト
と生物もマクロ、大物と多種多彩なダイビングが手軽に楽しめます。
今回(2005年12月〜2月)では例年より天候が不順でしたが、水温が例年より少し高め(25度〜27度)
でしたので快適なダイビングが出来ました。98年のエルニーニョにより打撃を受けた珊瑚礁も徐々に回復し
ていました。
アンナウミウシ | ブチウミウシ | ダイビング | コンペイトウウミウシ |
2003年度から海外での生活体験及びダイビング技術向上を目的に始め 今回で3回目になりました。 2005年度コースはアマチュアコース1名とプロコース 1名の計2名のご参加をいただきました。 |
アマチュアコースについて
アマチュアコースはPADI レスキューダイバー以下のライセンス取得者にご参加いただけるコースで、
海外生活をしていただきながら、毎日色々なダイビング(ドリフト、レック、ナイト、カメラ等)を楽しみながら
経験していただけるコースです。
プロコースについて
プロコースはPADI ダイブマスター以上のライセンス取得者にご参加いただけるコースで、海外生活を
していただきながら、前半はボラカイ島の基本的な潮の流れ、地形、生物分布等を学んでいただき、
後半は現地スタッフと一緒にダイビングガイドやアシスタントのトレーニングを行い経験と自信をつけて
いただくコースです。
長期コースの舞台としてのボラカイ島について
今は世界有数のビーチリゾートとなったボラカイ島は、その美しく穏やかなビーチ自体がダイビング講習
に最適で、またボートダイビングに行くのもポイントが近く、ドロップありドリフトありディープありレックあり
ナイトありと非常に手軽に多彩なダイビング経験を積む事が出来ます。それに世界中からお客様が来られ
ますのでコミニュケーションの勉強にも最適。さらに治安も良く物価も安いので長期滞在者に最適なロケ
ーションになっています。
今回の長期コース参加者の声
プロコースご参加(錦本さん)
・今まで経験したと事の無い流れの中でのダイビングが経験できた。
・ドリフトダイビング、ボートダイビング等余り経験した事のないダイビングができた。
・違う価値観に触れ、視野が広がった。
・故郷の良さが再発見できた。
アマチュアコースご参加(塗木さん)
・ダイビングスケジュールが適切だったので、大きく体調を崩す事が無かった。
・体力UP、ダイビングスキル(技術)UP、会話能力の重要性が分かった。
今回で3回目の長期コースになりました。今回参加していただいたお二人は約1ヶ月の間、大きく体調を
崩すことなく無事コースを終了していただけました。初めは慣れない海外生活で戸惑いながらも、徐々に
フィリピン人、アメリカ人の外国人スタッフ達とコミニュケーションが取れるようになり、ダイビングの方も
後半では楽しいガイドが出来るように上達されました。
2006年度も12月から長期コースが始まります。
将来ダイビング業界に入られたい方、また海外で生活してみたい方等お気軽にお申し込み下さい。
きっと素晴らしい経験になると思いますよ!
ボラカイでは色々なロケーション(レック・ナイト・チャネル・ケープ)とコンディション(波が高い・潮流が早い・
深度が深い)で潜れますので、新しいダイビング器材のテストもしています。
今回はスーキューバプロの新製品 X−TENDERV3(ダイブコンピューター)とJETFIN REVO(フィン)
を使ってみました。ダイビングガイドの視点で良かった点、気になった点などを下記にまとめてみました。
*毎日のガイドとして使用しての感想で、一般の方の使用頻度、目的と若干異なりますので参考程度にして下さい。
X−TENDER V3 |
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JETFIN REVO | |||||
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